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公開日:2022/03/02(水)

地鎮祭ってなに?どんなことをするの?

地鎮祭ってなに?どんなことをするの?

地鎮祭【じちんさい】とは?

建物を建てる前に行う儀式。
建築工事を始める際に、その土地に司る神様を祀り、土地利用の許しを得るために行うものです。
建築工事中から完成までの無事を祈り、またそこで暮らすご家族がこの土地で安心安全に過ごすことができるように、神様へお願いをいたします。

大きな森では基本的に『神式』での地鎮祭を実施しております。

地鎮祭はどのように行うの?

まずは、地鎮祭を実施するかしないかを確認します。近年は地鎮祭を行わないご家族も少なからずいるようですが、家づくりの工程での不安や安全を祈願することで、神様が見守ってくれるという安心が生まれますので、必ずではありませんが実施されることをお勧めだけしておきます。
地鎮祭を行うことが決まったらまず、工事の工程に合わせて日取りの調整を行います。後述でもお話をしますが、日取りを決める際に望ましい六曜を選びましょう。
開催の日取りが決まったら、後は一般的に工事を請け負う施工会社の方で段取りから開催の準備までを行います。大きな森での地鎮祭も、基本的な段取りは全て当社で行いますのでご安心してください。

奈良場健太
ならば

足元が悪い場合はしっかり養生しますので安心してください!

当日のスケジュール、流れは?

地鎮祭当日の流れは以下の通り。全行程はおおよそ30分程度で行われます。

[ 1 ] 修跋【しゅばつ】
参列者全員が起立をして、宮司がお供え物と参列者を祓い清めます。

[ 2 ] 降神【こうしん】
宮司が神様をその土地に招き入れます。

[ 3 ] 献饌 【けんせん】
宮司が奉献酒とお供え物を神様に差し上げ食していただきます。

[ 4 ] 祝詞奏上【のりとそうじょう】
宮司が神様へ、その土地に建物が建つことを告げ新築の安全祈願を行います。

[ 5 ] 四方祓い(しほうはらい)
お米とお塩、切麻を土地の四隅に巻き土地を清めます。

[ 6 ] 玉串拝礼(たまぐしほうてん)
神前に玉串を祭壇に置き、神様に捧げます。
玉串を捧げたら、祭壇に向かって【二礼二拍手一礼】を行います。

[ 7 ] 撤饌(てっせん)
神主さんがお供え物を下げます。

[ 8 ] 昇神(しょうじん)の儀
宮司が神様を元の御座所へ送り返します。

[ 9 ] 神酒拝戴(しんしゅはいたい)
安全を祈願して献杯します。音頭は宮司が行います。

以上の儀式を行い、地鎮祭の終了となります。

地鎮祭開催の良い日取りは?

地鎮祭の日取りを決定する際に、適している日があるのはご存じですか?例えば「結婚式は大安にしよう!」や「葬式は友引は避けよう」など、日本古来から『六曜』を日取りの決定に使用されています。方位やおみくじなどと同様に縁起を担ぐものとして考えていただければよいでしょう。

意外と知らない『六曜』

カレンダーの日付の周りに「大安」や「仏滅」などの表記がされているのを見たことがあるはずです。これが「六曜」です。暦注のひとつで、『先勝(せんしょう)』『友引(ともびき)』『先負(せんぶ)』『仏滅(ぶつめつ)』『大安(たいあん)』『赤口(しゃっこう)』の6日に分かれていて、先勝➡友引➡先負➡仏滅➡大安➡赤口の順で繰り返されます。月初めは各月固定になっています。

それぞれに吉凶の意味があります。
【先勝】物事を早く済ませることが吉。反対に午後に行うと凶。
【友引】文字通りの意味があります。葬儀などは避けると良いとされています。
【先負】急ぐことに災いがあると意味をします。急用や午前に行うことは凶。
【仏滅】六曜のなかで最も凶の日とされています。
【大安】万事において吉とされる日。この日に儀式を行うことが多いです。
【赤口】正午前後を除いて凶。行事は避けるのが吉

地鎮祭に合う日を選定しましょう。

地鎮祭は『大安』『友引』『先勝』で行うと良いとされています。反対に例外がない限り『仏滅』『先負』『赤口』は避けて実施いたします。地鎮祭を行うことが決まったら、吉日に当てはまるように日取りの調整を行います。また、祭壇の方角も吉とされる南向きまたは東向きで組みます。

奈良場健太
ならば

当日が晴れることをお祈りするのが私の仕事です!

当日施主様がご準備するもの

大きな森で地鎮祭を行う場合は、以下のものをご用意いただきます。

ご用意いただくもの:初穂料、奉献酒

上記の2つを当日にご用意いただき、他は用意いただくものはございません。現場の段取りや備品の用意などは全て大きな森でさせていただきます。

詳しくは大きな森staffにお尋ねいただければ詳しくお伝えいたします。