公開日:2021/06/28(月)
「ZEHについて」2020年実績報告
みなさん、『ZEH(ゼッチ)』とは何かご存知でしょうか?
家づくりを進める中で、これから造る住まいがどのくらいのエネルギーを使うのか気になる方もいるかと思います。
エネルギーを使う=ランニングコストの消費にもつながりますからね。
【ZEH(ゼッチ)】とは、【ネット・ゼロ(Z)・エネルギー(E)・ハウス(H)】の頭文字をとったものをいいます。
文字通り、1年間を通じて消費エネルギーを概ねゼロにする住宅と、いうことです。
消費エネルギーをゼロにするって、いまいちピンとこないかもしれませんね。テレビやエアコン、お風呂の給湯など電気やガスなどでエネルギーを消費していますからね。ゼロにするって何も使わない暮らしをすることではないんですよ。
ポイントはここにあります。
使うエネルギーは自分の家自体で作る!そして、エネルギーの消費量を可能な限り下げる(1次エネルギー消費を20%以上削減)!
こうした考えを踏襲し、国が認めた性能をクリアした住まいがZEHとして認定されます。
そんなZEH住宅にするために必要なことは、
❶住宅本体の高断熱化を進め、高性能な住まいにする
❷その家自身で発電できる太陽光パネル等の機器を設置する
大きくはこの2つになります。
とは言っても、高性能な住宅かつ、太陽光パネルを搭載するってことは、その分建築費用が膨らむことでしょ?と疑問を持つ方も多いと思います。
もちろん、建築費用が変わらずできるものではありません。家の規模や導入機器、性能にもよりますので、一丸にいくら上がりますとは言えませんが、数百万円上がることは事実です。
ただでさえ家づくりは高い買い物です。そんなに費用はかけられない!と考えるでしょう。
では、なぜZEH住宅が普及し始めているのでしょうか。
それは、ZEHに認定された住宅は国から補助金が出ること、そして長い目で見たらイニシャルコストの軽減され、長い目で見たらお得になる可能性があるからなのです。
まずは国からの補助金についてです。
ZEHと認定されると補助金が60万円~最大195万円までもらうことができます。
※詳しくは当社スタッフまで問い合わせください。
そして大切なのは、イニシャルコストの軽減です。
1年間の消費エネルギーを概ねゼロにするということは、電気やガス等の光熱費が概ね0円となることです。
例えば月に平均23000円の費用がかかっていたとします。1年間で28万円の費用を支払う形となります。
どうでしょう、10年経つと280万円の削減となります。
補助金と合わせると340万から450万円の削減となります。
ZEHは費用面もそうですが、心地よい暮らしを送らせてくれます。
高性能な住まいになるので住環境も良く「夏は涼しく、冬は暖かい」、エアコンも気にせず使えるので、一年中温度差の無い暮らしが送れます。
また、太陽光パネルで自家発電をしているので、災害時にも最低限の電気はまかなえます。
余り知られていませんが、ZEHは資産価値を高めてもくれます。もし売却することになっても、ZEHとそうでない住宅とはかなり差がつくのです。
地球温暖化対策としても急速に普及しているZEH。
2019年度大きな森ではZEH対応のお住まいを建築された方は1件でした。
今年度も引き続きZEHビルダーとして目標達成できるよう、
広く周知できるよう努めたいと思います。
◆年度別 ZEH普及実績及び目標(NearlyZEH含む)◆
2016年度・・・【目標】8% 【実績】6%
2017年度・・・【目標】20% 【実績】0%
2018年度・・・【目標】30% 【実績】0%
2019年度・・・【目標】50% 【実績】2%
2020年度・・・【目標】60% 【実績】3%
2025年度・・・【目標】60%
2021年度も引き続き上記の目標を掲げ、より多くの地域の皆様に快適で家計に優しい
お住まいを提供させていただければと思っております。
『ZEH』に興味のある方、お話だけでも聞いてみたい方はこちら↓