column 家づくりコラム

    更新日:2024/04/10(水) 公開日:2023/04/24(月)

    新潟で平屋に建て替えるメリット・デメリットを解説!建て替え費用の相場も紹介

    新潟で平屋に建て替えるメリット・デメリットを解説!建て替え費用の相場も紹介

    最近の家づくりでは、平屋を建てる人が多いと感じませんか?
    そんな状況を見て「長年住んだ家を平屋に建て替えようかな?」と考えている人もいるかと思います。

    そこで今回は、平屋にするメリット、デメリットに加えて、建て替えの費用や建て替えた方がいい人の特徴も紹介します。
    この記事を読めば、あなたが平屋に建て替えるべきかどうかがわかりますので、最後までお付き合いください!

     

    平屋のメリット

    平屋には以下のようなメリットがあります。

    1. 年を取っても生活しやすい
    2. 地震などの災害に強い
    3. 家族間のコミュニケーションが取りやす

     

    年を取っても生活しやすい

    平屋は年を取っても生活しやすい点が人気です。

    一般的な平屋には階段がなく、段差も少ないため、高齢者や足腰の弱い人でも生活しやすくなります。

    また、スロープや手すりなどを付けてバリアフリー設計にすることで、車椅子を使う人にも安全で快適に過ごせます。

    将来的に老後も住み続けられるようにするためにも、平屋はおすすめです。

     

    ・地震などの災害に強い

    二階建ての住宅と比較しても、平屋は災害に強いといえます。

    これは住宅の高さが低いことで重心が低いため、地震の揺れや台風などの災害に強い構造になっていたり、階段がないので火災の際も逃げやすかったりするためです。

    ほかにも、最近では太陽光発電や蓄電池などを使って自然エネルギーを活用することで、電気の供給に頼らない自立した暮らしができます。

    このような住宅はゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)と呼ばれていて、国や自治体の補助金が受けられます。

    災害に備えて、平屋の構造や設備をしっかりと選ぶことが大切です。

     

    家族間のコミュニケーションが取りやすい

    平屋は家族の距離が近く、コミュニケーションが取りやすいのも特徴です。

    ワンフロアにすべての空間があるため、家族の様子がわかりやすく、声をかけて手伝えます

    LDKを広くとることで家族みんな集まって過ごせますし、キッチンからリビングを見渡せるようにすれば子供の様子を見ながら料理も可能です。

    平屋は、家族の絆を深める暮らしを実現してくれます。

     

    ・平屋のデメリット

    いろいろメリットがあり暮らしやすい平屋ですが、以下のようなデメリットもあります。

    1. 広い土地が必要
    2. 坪単価が高くなる
    3. プライバシーの確保が難しい

    平屋を建てようとしている人は、デメリットもよく確認しておきましょう。

     

    広い土地が必要

    ・平屋は二階建てと比べて、同じ広さの住宅を建てる場合に必要な土地面積が多くなります。

    国土交通省の資料によると、夫婦2人の家庭で豊かな生活を送るには、55坪から75坪程度が必要と言われています。

    たとえば、75坪を二階建てで確保しようとすると、1階35坪、2階30坪ですむのに対して、平屋の場合は二階建ての2倍(75坪)の土地が必要になるのです。

    このように、平屋を建てる場合は、広い土地が必要になることを覚えておきましょう。

     

    坪単価が高くなる

    平屋は基礎工事や屋根工事などの面積が多くなるため、材料費や人件費がかさみ、二階建てと比べて坪単価が高くなりやすいといわれています。

    また、構造的に耐震性や耐風性を高めるために、柱や梁などの強度を上げる必要もあります。

    二階建ての坪単価で平屋を建てようと考えていると、実際に見積りを出してもらったときに想像より高くなる可能性があるので注意しましょう。

     

    ・プライバシーの確保が難しい

    ワンフロアで生活する平屋では、家族同士のプライバシーの確保が難しい面があります。

    間取りを工夫したり、1人で作業できる場所を確保したりして対策を考えておきましょう。

    また、平屋は周囲からの視線が気になることがあり、とくに道路や隣地との距離が近い場合や、窓が多い場合はプライバシーの確保が難しいでしょう。

    そのため、カーテンやブラインドなどの窓装飾や、フェンスや植栽などの外構工事で対策する必要があります。

    生活するうえで不便にならないように、設計段階でよく検討しておきましょう。

     

    ・平屋に建て替える費用の相場

    実際に平屋に建て替える場合、いくらぐらい費用がかかるのか気になりますよね。

    ここでは平屋に建て替える費用の相場を紹介します。

    1. 解体工事費用
    2. 建築費用
    3. 税金などの諸費用

     

    ・解体工事費用

    平屋に建て替える前に、既存の住宅を解体する必要があります。

    解体工事費用は、住宅の種類や面積によって異なりますが、一般的には1坪あたり約3万円から8万円と言われています

    30坪の木造住宅を解体する場合、約90万円から240万円ほどかかると想定しておくといいでしょう。

    まずはハウスメーカーや工務店に見積りしてもらい、いくらぐらいかかるか把握してから建て替えを検討するのがおすすめです。

     

    建築費用

    平屋の建築費用は、二階建てと比べて高くなる傾向にあります。

    その理由は、前述したように基礎工事や屋根工事などの面積が多くなることが主な要因です。

    また、断熱性や省エネ性を高めるために、窓や壁などの断熱材や設備をグレードアップする必要があることも影響します。

    平屋の建築費用は、一般的に坪単価で約80万円から100万円程度と言われています。

    住宅生産団体連合会が報告している資料によると、注文住宅の平均延床面積は124.5m2(≒約38坪)、建築費は3,816万円となっています。(引用:2021年度 戸建注文住宅の顧客実態調査

    これを1坪あたりに換算すると、以下のとおりです。

    建築費 3,816万円 ÷ 延床面積 38坪 = 約100万円/坪

     

    もちろん、間取りや仕様によって変わりますので、詳しくは工務店に相談しましょう。

     

    ・税金などの諸費用

    平屋に建て替える際には、建築費用以外にも税金などの諸費用が発生します。

    主なものは以下のとおりです。

    • 登記費用:土地や建物の所有権を変更するために必要な費用です。

    約10万円から20万円程度かかります。

    • 不動産取得税:新築住宅を取得した場合に課される税金です。土地と建物それぞれにかかります。約100万円から200万円程度かかります。
    • 固定資産税:土地や建物を所有している場合に課される税金です。毎年支払う必要があります。約10万円から20万円程度かかります。
    • 消費税:建築費用に10%の消費税がかかります。約200万円から300万円程度かかります。

    ※上記の金額はおおよその目安なので、詳細な金額は各自治体にお問い合わせください。

    建築費だけで考えていると、予算オーバーになる可能性があるので注意しましょう。

     

    建て替えた方がいい人の特徴

    ここまでの内容をふまえて、平屋に建て替えた方がいい人の特徴を紹介します。

    1. 住んでいる家が住みにくい
    2. 災害に強くしたい
    3. 家族が増える

    あなたが当てはまるか一緒に考えてみましょう。

     

    住んでいる家が住みにくい

    現在住んでいる家が古くなってきたり、間取りや設備に不満があったりする場合は、建て替えを検討するといいでしょう。

    自分たちの好みやライフスタイルに合わせた新しい家に住むことで、快適で幸せな暮らしができます。

    また、古い家は耐震性や断熱性が低く、メンテナンス費用もかかるので、建て替えて安全で省エネな家にするのがおすすめです。

     

    災害に強くしたい

    災害に対して十分な耐久性や安全性を備えられていない場合も、建て替えを検討するといいでしょう。

    日本は地震や台風などの自然災害が多い国です。

    平屋は高さが低く重心が低いため、地震や台風に強い構造であり、火災の際も逃げやすく安全です。

    また、太陽光発電や井戸水などの自然エネルギーを活用することで自立した暮らしができます。

    ゲリラ豪雨や電力不足による節電など生活する環境が変化しているため、今後の生活に不安を持っている人は建て替えを検討しましょう。

     

    家族が増える

    結婚や出産などで家族が増えるタイミングで、建て替えを検討するのもおすすめです。

    現在住んでいる家が狭くなってきたり、プライバシーが確保できなかったりする場合は、家族のストレスになってしまいます。

    建て替えることで、家族の人数やニーズに合わせた間取りや設備を選ぶことも可能です。

    近年ではワンフロアで完結する平屋は、子育てや家事動線が楽になると人気なので、家族が増えてライフスタイルが変わる場合は建て替えを検討してみましょう。

     

    リフォームした方がいい人の特徴

    建て替えではなく、リフォームがおすすめなのは以下のような人です。

    1. 費用を抑えたい
    2. 今の家に愛着がある
    3. 住み心地に不満はない

    上記の考えがある人は、リフォームも視野にいれてみましょう。

     

    費用を抑えたい

    建物は使いやすくしたいけど費用を抑えたい人は、リフォームするのがいいでしょう。

    建て替える場合は、解体工事費用や建築費用などがかかるだけでなく、仮住まいや引っ越し費用も必要です。

    これに対してリフォームする場合は、必要な部分だけ工事可能なので費用を抑えられますし、引っ越しも必要ありません

    リフォーム費用は、工事の内容や規模によって異なりますが、一般的には数百万円から1,000万円程度といわれています。

    予算を抑えたうえで建物を使いやすくしたい人には、建て替えではなくリフォームがおすすめです。

     

    今の家に愛着がある

    現在住んでいる家に長年住んでいたり、思い出が詰まっていたりする場合は、リフォームする方がいいでしょう。

    建て替える場合は、今の家を完全に壊してしまうことになります。

    リフォームであれば今の家の良さを残しながら、不満点や不便さを改善できます。

    愛着ある家を壊さずにしておきたい人は、リフォームを検討しましょう。

     

    住み心地に不満はない

    住んでいる家に対して大きな不満や不便さがなく、住み心地に問題がない場合は、リフォームする方がいいでしょう。

    建て替える場合は、間取りや設備を一から選び直す必要がありますし、工事期間も長くなります。

    リフォームする場合は、今の家の間取りや設備をそのまま活かしながら、部分的に工事をおこなうことも可能です。

    また、工事期間も短く済みますので、住み心地に不満がない人はリフォームで済ませるのもいいでしょう。

     

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    まとめ

    平屋に建て替える費用について、メリットやデメリット、相場やポイントなどを紹介しました。

    平屋は年を取っても生活しやすく、災害に強く、家族のコミュニケーションが取りやすいという魅力があります。しかし、広い土地が必要だったり、坪単価が高くなったり、プライバシーの確保が難しかったりするというデメリットもあります。

    また、平屋に建て替える場合は、解体工事費用や建築費用などがかかります。

    平屋に建て替えるかリフォームするかは、家づくり相談会も活用しつつ、自分たちの予算やニーズに合わせて検討しましょう!